デザイナーズアパート建築で気を付けたい「３つのポイント」と費用対効果
「デザイナーズアパート」は独身貴族を中心に人気の賃貸物件となっています。
アパート経営をするなら「デザイナーズアパートでチャレンジしてみたい！」
とあなたも思っていらっしゃるかも知れませんね。
家賃も高めの設定が可能であったり、メリットもいくつかあるのが特徴です。
今回は「デザイナーズアパートの建築計画で気を付けることとは？」
というタイトルで紹介したいと思います。
1）デザイナーズアパート建築で抑えておきたい３つのポイント
デザイナーズアパート建築で抑えておきたい「３つのポイント」を紹介したいと思います。
1）-1：防犯体制は念入りに
デザイナーズアパートは「おしゃれなデザイン」が最大の特徴となります。
ですので、デザインに目をとられがちですが、
アパートの入居者さんにとっては防犯体制も非常に大事です。
特に家賃を高めに設定されたいなら、
アパートの防犯体制は徹底して行うことがポイントと言えます。
防犯体制が整っているのはもはや常識です。
見た目のかっこいいデザインだけではなく、
さらに価値がある建物にするために安全面のプラスアルファを加えて
念入りにアパート建築をされることをおすすめします。
1）-2：市場に出回っている材料で勝負！
デザイナーズアパートはデザイン優先で計画を進める人が多いかと思いますが、
収益アパートの基本は経営であり、投資対効果もしっかり検討する必要があります。
そこで意識したいのが、市場に出回っている材料で建築するという点です。
特注の建築部材だと、単価が瞬く間に上がってしまいます！
市場に出回っているものを利用し、若干改造するなど工夫をすることで
独特のデザインを築き上げることは十分可能です。
ファッションなどと同じで、「見せ方次第」でいくらでも工夫できます。
見せ方上手こそ真のおしゃれ上手ですよね。
1）-3：将来のリフォームも考えて設計をする
デザイナーズアパートは設計時だけではなく、
後の将来のことも考え設計することが大事です。
アパート経営ではある程度の年数でリフォームが必要となることが多く、
先のリフォーム工事も念頭に入れて建設するのがポイントとなります。
デザイナーズアパートの場合、
奇抜な形になることがあるので、その点は注意が必要ですね。
変わった形だとリフォーム代がかさむことも少なくありません。
こだわりは大事ですが、あくまでアパートは経営です。
経営第一と考え、その上でおしゃれな建物を目指すことが大事です。
２）コスト試算は念入りに
建物の建設は、規定のものほど安価な傾向が高く、
自由設計はコストが割高になることが少なくありません。
自由設計にこだわるなら、
自由設計でも比較的安価で建築できるハウスメーカーに依頼するなど
工夫も大事なポイントとなります。
自由度が高いと、「あれもこれも」手を入れてしまいがちです。
その結果コストがかなり高くなってしまうこともあります。
2）-1：おしゃれな物件は家賃も高めで大丈夫？
「おしゃれな物件だから家賃も高めで大丈夫だろう」と思っていらっしゃるかもしれませんが、
アパート経営にはどんな好物件でも「空室のリスク」が潜んでいます。
デザイナーズアパートも投資費用に見合った利回りができるかどうか？
が大事なポイントです。
実はこれができていない建物も少なくありません。
デザイナーズアパートは見た目もかっこいいですし、
響きもいいのですが経営が難しいことがある場合もあります。
特に「投資費用が高すぎて収益確保に失敗している」例も多数ありますので、
建築計画では、よくハウスメーカーさんや工務店さんと相談されるのが良いでしょう。
2）-2：費用対効果と将来性
費用をかければおしゃれなデザインに仕上がりやすいことは確かです。
しかし費用を抑えつつ工夫次第でおしゃれにすることも可能です。
例えば、工事の一部は自分でDIYするといった方法もあります。
また、デザインについてはその時代で移り変わりがあるものです。
将来需要が変わる可能性もあるので
リフォームができるよう下準備や
工務店さんにリフォームの自由度を事前確認しておくのも大事なポイント
となります。
最後にまとめとして、
デザイナーズアパートは計画段階から
「投資対効果」を念頭にじっくり検討することが大事です。
どうしてもデザインが優先になりがちで、
経営として失敗する、あるいは収益が出づらいケースが後を絶ちません。
自分のやりたいことと収益を上げることはまた別ものです。
そのあたりも踏まえて検討してみてくださいね。