アパート坪単価相場は大手ハウスメーカーと地元工務店では、いくら違うかを調べてみた
こんにちは!
一般的にアパート建設は、大手ハウスメーカーは高めの価格設定で、
小規模工務店は安めの価格設定であるといったことが定説です。
実際のところ大手ハウスメーカーと地元の工務店さんとでは、
アパート建設でどのくらい坪単価の差が出るのか?
そのあたりも気になるポイントです。
今回は「アパートの坪単価相場。大手ハウスメーカーと小規模工務店さんでは、いくら違うかを調べてみた」
というタイトルで紹介したいと思います。
1)大手・人気ハウスメーカーの坪単価と特徴
「補償などを考えると大手ハウスメーカーが安心!」といった人も多いことでしょう。
アパート建設でもハウスメーカーを利用する人は多く、人気となっています。
ここで人気の大手ハウスメーカーの坪単価と特徴を紹介したいと思います。
1-1)三菱地所ホーム
三菱地所ホームさんの坪単価は60〜90万円前後です。
2×4の鉄筋コンクリート(RC造)となります。
三菱地所ホームは自由度の高い設計が魅力で、
空調システム「エアロテック」の導入により各部屋の温度調整がしやすい建物となっていますね。
1-2)三井ホーム
三井ホームさんの坪単価は55〜80万円前後です。
木造建設となります。
木造建設の中でも高い技術力が人気のハウスメーカーです。
住宅ローンシステムも独自に打ち出しており、そちらの活用も人気となっています。
1-3)ミサワホーム
ミサワホームさんの坪単価は65〜75万円前後です。
木質パネルで鉄骨系ユニットとなります。
人気の高いメーカーでデザインについてもグッドデザイン賞を20年連続受賞するなど確かな実績があります。
1-4)セキスイハイム
セキスイハイムさんの坪単価は65〜75万円前後です。
2×4の鉄骨系ユニットで「磁器タイルの外壁」が特徴となっていますね。
大震災の際、セキスイハイムの鉄骨造の家は
崩壊を免れた家もあったり、地震に強い住宅としても有名です。
1-5)スウェーデンハウス
スウェーデンハウスさんの坪単価は65〜100万円前後です。
木質系プレハブ工法で、本場スウェーデンから輸入している住宅メーカーです。
スウェーデンの技術を駆使した高気密・高断熱式が人気で、エコの面でも注目されています。
2)低価格が売りのハウスメーカーの坪単価と特徴
ハウスメーカーの中でも低価格がウリのメーカーもあります。
公式ホームページを見ると「こんなに安いの!?」
と驚くメーカーもあるので、こちらも要チェックですね。
ただし、オプションや良い設備を入れると
実際には坪単価30万円台は難しく、
実質的には坪単価40万円以上と思っておいた方が良いでしょう。
2-1)タマホーム
タマホームさんの坪単価は25.8〜60万円前後です。
木造建築で年間1万棟を超える人気実績をほこっています。
薄利多売が武器で安くても高品質であるのも特徴です。
2-2)アイフルホーム
アイフルホームさんの坪単価は25〜55万円前後です。
木造建築で、ローコストハウスメーカーとしておなじみのメーカーです。
アイフルホームが安価なのは規格化住宅に特化しているためです。
自由度は下がりますが確かな実績があります。
2-3)アエラホーム
アエラホームさんの坪単価は25〜50万円前後です。
木造建設でハウスメーカーの中でも特に坪単価が低いことで有名です。
品質の高さも定評を得ており、その面からも人気となっています。
3)小規模工務店の坪単価と特徴
小規模工務店は一般的に、ハウスメーカーよりも坪単価が低いのが特徴です。
ハウスメーカーについてもピンキリなので、
安価を求めている場合はアエラホームやタマホーム、アイフルホームさんなどとも
相見積もりをとってみることをおすすめします。
地元の小規模工務店さんでも坪単価25万円が最低ラインとなります。
建設はもちろん木造です。
ただし、オプションや良い設備を入れると
実際には坪単価20万円台は難しく、
基本的には安くても坪単価30数万円以上と思っておいた方が良いでしょう。
自由度は割と融通が利くことが多く、希望通りの設計ができることもあります。
小規模工務店の場合、問題は補償内容です。
ハウスメーカーは補償内容も手厚かったりして、
その料金も坪単価に含まれている場合があり
よく比較検討してみましょう。
4)最後にまとめ
アパート建設坪単価の相場のまとめですが
大手ハウスメーカーの場合 :60万円〜80万円の坪単価が一般的です。
大手ローコストメーカーの場合:40万円〜60万円の坪単価が一般的です。
地元の小規模工務店の場合 :35万円以上くらいから
アパート建設の坪単価相場を知る上でも、
様々な規模のハウスメーカーさんや工務店さんに
複数社からアパート建設や坪単価等の見積りを取り寄せることをおすすめします。
また、大手ハウスメーカーは高いという意識を持っているかもしれませんが、
家賃を高く設定できて、
結果的に30年後のアパート経営利益では、
アパートの坪単価が高い物件の方が稼げる可能性もあります。
ですので、
単にアパート本体の建築費用が高いか安いかのみだけではなく、
「最終的に家賃収入がいくらになって、
アパート経営コストを引いた利益がいくらになるのか?」
のシミュレーションや経営プランを、しっかり比べるのが良いです。
「アパート建設費用の一括見積り」「アパート経営プランの比較」方法については、
下の記事もご参考にされてください!