木造アパート建築費の総額例と、必要なその他諸費用をまとめてみた
アパート建築は予算の関係で、木造アパートにする人も少なくありません。
木造アパートは鉄筋よりも安価で建築することが可能であり
比較的手軽というメリットがありますね。
実際に木造アパートを建築した場合、
トータルの総額でどのくらいの費用がかかるかも気になるところでしょう。
今回は「木造アパート建築費の総額例と、必要なその他諸費用をまとめてみた」というタイトルで紹介します。
1)小規模な木造アパート建築費の総額サンプル例
木造アパートの建築費は規模によっても異なります。
まずは小規模で建築する人がほとんどのことでしょう。
ここでは
・『小規模8戸の世帯を例』に、
・『1K』 と 『2DK』 の間取りのケース
で紹介したいと思います。
1)-1:『1K』が8室の木造アパート「建物部分」建築費例
・広さ25u(7.56坪)
・坪単価 50万円
・1戸あたり378万円(7.56坪x50万円)
・室数8戸
・1棟あたり3024万円(378万円x8戸)
1)-2:『2DK』が8室の木造アパート「建物部分」建築費例
・広さ40u(12.1坪)
・坪単価 50万円
・1戸あたり605万円(12.1坪x50万円)
・室数8戸
・1棟あたり4840万円(605万円x8戸)
木造アパート「本体」の建築費は、
うえのような計算でシミュレーションできますね。
2)アパート本体の建築費「以外の費用」も重要に
アパート建築は「アパート本体の建築以外にかかる費用」も重要です。
土地代や外構工事、登記などの書類関係もチェックしておくことをおすすめします。
2)-1:土地代・造成費・外構工事
土地代については「すでに土地を所有しているかどうか?」
によっても異なります。
アパート経営は立地が命です。
高くても立地が良いところに絞って検討しましょう。
その他造成費や外構工事も見積をとっておくことが大事です。
「造成費」は地域で相場が決まっています。
東京の場合、造成費はおおむね下記となります。
《造成費 1平方メートルあたり》
・整地費 500円
・伐採および抜根費 600円
・地盤改良費 1,300円
・土盛費 4,200円
・土止費 46,500円 *上記は目安の値段で絶対ではありません
外構工事の料金はケースバイケースです。
簡素にするか豪華な外構にするか、工事面積などで変わります。
あえて小規模アパートの外構工事費をざっくり言ってしまうと、
見栄えを考えると、最低でも150万〜200万円はかかると思います。
2)-2:登記費用・火災保険
登記など書類関係についても費用がかかります。
このあたりも事前に確認しましょう。
抵当権が付いている場合は、その他別途費用がかかる場合があるので
この点も注意が必要です。
火災保険なども加入内容で異なるので、自分にあったプランを検討する必要があります。
5000万円のアパートの場合の費用目安
・登記費用: 約10万円
・火災保険: 約30万円〜50万円(10年一括のケース)
3)最後に
木造アパートの建築費ですが、近年上昇傾向にあります。
近年資材が値上がりしており、単価についても上がりつつあります。
今回紹介したのは、オプションなどをそれなりに充実させたグレードでは
かなり安い価格帯での坪単価です。
こちらはあくまで最低ラインであり、実際はもっと費用がかかると思っておいた方が良いでしょう。
「結局アパートを建てるのに総額いくらかかるの?」
については、上記のような費用を合計していくことになりますが、
個別の案件によって、要不要の諸費用が変わってきたりします。
アパートの建築費と、その他のさまざまな費用はいくらかかるかは
一度何社かに見積り依頼やアパート経営プランを請求して、
事前に総額を分かっておいた方が良いですね。
アパート建築費の一括見積もりが無料でできるサイトについては、
下の記事でくわしく解説してありますので、ご参考にされてください!
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