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アパートはいくらで建つ?1ルームx6室、1LDKx6、2LDKx4で計算してみた

アパート,いくらで建つ

 

アパート建築を検討しているあなたは
「アパートはいくらで建つのか?」の具体的な価格が、気になっているかと思います。

 

アパート建築はピンキリで、
木造だと比較的安価に、鉄骨造や鉄筋コンクリート造だと木造の倍近い価格になることもあります。

 

アパート建築で大事なのは
「収益を上げることが可能な物件であるかどうか?」という点なので、
「アパートの価格」と「その他コスト」から「家賃収入」を引いた差額の利益が重要になります。

 

 

今回は「アパートの価格」にスポットを当ててみて、
「アパートはいくらで建つの?1ルームx6室、1LDKx6室、2LDKx4室で検証(計算)しました」
というタイトルで紹介したいと思います。

 

 

1)ワンルームアパートの建築費用

 

都内等の都市部の好立地なら「ワンルームアパート」建築がおすすめです。
収益が出やすく、また比較的空室になりにくいのも特徴となっています。

 

ここではワンルームアパート本体の具体的な建築価格について紹介したいと思います。

 

1)-1:「1ルームx6室」のアパート本体価格

 

・広さ20u(6.05坪)
・木造坪単価 50万円(と仮定。以下同じ)
・1戸あたり303万円(=6.05坪x50万円)
・室数6戸
・1棟あたり約1,818万円(=303万円x6戸)

 

 

1)-2:コンパクトで使い勝手の良さを目指す

 

ワンルームは単身世帯向けで広さも限られていることから、
いかにスペースを有効利用するか?」が勝負となります。

 

入居希望者さまも当然そうした目線で物件を探しています。

 

コンパクトながらもロフトを設定したり、棚のスペースを有効活用できるよう等、
設計についても工夫を凝らすのがおすすめです。

 

ワンルームでも「ロフトありとなしで」は人気度も全く異なってきます。
ロフトは荷物置き場にもなりますし、備え付けがおすすめです。

 

 

 

2)1LDKアパートの建築費用

 

単身あるいはカップルに人気なのが1LDKアパートです。

 

寝室とリビングを分けて使えるので、生活もぐっとしやすくなりますよね。

 

ワンルームよりも家賃が高めのため、学生さんより社会人の入居が多いのも特徴です。

 

2-1)「1LDKx6室」のアパート本体価格

 

・広さ33u(10坪)
・木造坪単価 50万円
・1戸あたり500万円(=10坪x50万円)
・室数6戸
・1棟あたり約3,000万円(=500万円x6戸)

 

 

2-2)スペースを有効活用できる部屋を目指す

 

1LDKアパートは2人暮らしのケースも少なくありません。
2人分のスペースをイメージして棚など設置するといいでしょう。

 

キッチンも可能であればコンロ数も多めにしたいところです。

 

 

 

3)2LDKアパートの建築費用

 

2LDKはファミリー世帯向けの物件となります。

 

子供がいると荷物も何かと多くなり、
棚やクローゼットなどの収納も大事なポイントになることでしょう。

 

予算次第ですが、収納も工夫しつつ建築したいところです。

 

3-1)「2LDKx4室」のアパート本体価格

 

・広さ50u(15.1坪)
・木造坪単価 50万円
・1戸あたり755万円(=15.1坪x50万円)
・室数4戸
・1棟あたり約3,020万円(=755万円x4戸)

 

 

3-2)ゆとりのある部屋設計を目指す

 

2LDKに求められるものは、ゆとりある設計です。
間取り次第でゆとりも変わってきます。

 

近年の傾向としてリビングは広め、寝室や個室は狭めの設計が増えており、
リビングスペースは特に工夫したいポイントに。

 

2LDKはファミリー世帯の入居が中心になります。
家族みんながリビングに集まりやすいようなイメージで設計してみるといいでしょう。

 

 

 

4)最後に

 

今回は「ワンルーム、1LDK、2LDKのアパートはいくらで建つのか?」について書いてみました。

 

こちらはあくまで最低ラインの価格です。

 

その他「土地購入」が必要な場合は、
土地代もかかりますし整備費用や外構工事、登記や火災保険など
何かと費用はかかります。

 

 

 

アパートの建築計画では、ついあれもこれもと付属をつけがちですが
利回りを考えたら、シンプルに最小限のもので設計することをおすすめします。

 

 

また、賃貸アパートも、いずれリフォームが必要になってきます。

 

その際、「リフォームしやすい物件かどうか?」も大事なポイントとなります。

 

備え付けが多かったり、
ちょっと変わったデザインだとリフォーム代も高くなりがちです。

 

その点も気を付けて設計するといいでしょう。

 

「リフォームしやすい物件かどうか?」の参考記事:デザイナーズアパート建築で気を付けたい「3つのポイント」と費用対効果