アパート本体の建物の価格は、工務店さんの言い値で決まるのか？

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アパート投資の物件ですが、新築で建てる時に
ハウスメーカーにするか工務店にするかで迷うとも思います。

ただ、ネットの情報などを見ると、
ハウスメーカーのアパートの場合、坪単価が高くつくので、
投資用物件としては向かないと判断する大家さんもいるのは事実です。

それでは、工務店のアパートはどうなのでしょう？

ここでは工務店にアパート建築を頼んだ場合、
「工務店側の言い値で決まるか？」そして、
「工務店のメリットやデメリット、そして契約にあたっての心構え」などを紹介します。

まずは、アパート建築を工務店に依頼するメリットとデメリットについて考えてみます。

ただし、工務店も会社によって質も規模も違うので、あくまでも目安となります。

工務店のメリットは余計な経費が抑えられる点にあります。

ハウスメーカーの場合は、建物の価格には広告宣伝費などが多く入っていますし、
下請けに出す手間賃なども乗っている場合も多いです。

その点、工務店は自社でカバーする範囲が広く、外に流れる費用も抑えられます。

その一方で、工務店には横の繋がりが少ない点がデメリットとして挙げられます。

例えば、ハウスメーカーには建材メーカーなどと提携して
オリジナルの商品を全国展開している例もありますし、
工務店には難しい設備の大量発注をしている例もあります。

これは工務店には出来ない芸当と言えるでしょう。

ここでアパートの価格構成や、
果たして言い値で決まるのか？について考えてみます。

アパートの価格の構成は、
基本的に材料費と設計費や職人の手間賃によって決まります。

ただ、細かく見て行くと、工務店はかなりの作業をカバーするとは言え、
電気工事や水道工事などの専門的な技術料は別途です。

ところで、アパートの価格は本当に工務店側の言い値で決まるのでしょうか？

結論を言うならば、状況によって言い値で決まる場合もありますし、
値引きに応じる場合もあります。

と言うのも、これも工務店による話ですが、
最初から値引き分を想定して見積もりを出して来る場合があるのです。

しかし、その一方で仕事を取るために値引き分を乗せずに見積もりを出して来る会社もあります。

そこで、言い値で決まるか…についてですが、
前者であれば値引き要求が通りやすく、言い値とはならない場合があります。

しかし、後者の場合、言い値から値引きに応じない可能性が高いです。

ここで値引き要求について考えてみましょう。

値引きは投資金額の削減の観点からも、非常に大切になります。

まず考えるべきなのが、工務店側の見積もり金額が妥当かと言うことです。

これは、比較対象を探すのが難しくはなりますが、
不動産業者や一括見積サイトのアドバイスが頼りになるでしょう。

業者は毎日多くの物件を見ているので、
周囲の物件の状況を良く把握しています。

また、工務店の評判などについても詳しい場合もあるので、
有益な情報を得るのに有利である場合があります。

そして、もしも見積もりが妥当な金額を超えている場合には、値引き要求も考えましょう。

ただ、ここで注意すべきなのは、
闇雲に値引きを要求しないことと、値引きの金額を見切ることです。

また、仮に値引きの根拠を持っていたとしても、
提案の際には態度に気をつけたい物です。

相手も人間で「感情の生き物」であることを覚えておきましょう。

工務店の場合、値引き要求もアリだと結論出来ます。

しかし、価格の内訳を知り、相手の状態を知る必要があるので、
ハイレベルな駆け引きが必要になるかも知れません。

そして、物件のメンテナンスを考慮するならば、
適度な部分で目をつぶるのも必要になるでしょう。